自動販売機の販売促進事例

日本の文化でもある自動販売機の販売促進事例を観察、記録するブログです。通常のダミーサンプル、POPによる販促施策や、キャッシュレス化やデジタルサイネージ化などの最近の動向にも注目しつつ、気づいたことをUPしていきたいと思います。

自販機サンプル 今昔

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もともと自販機のダミー(商品サンプル)は、その商品そのものの空き容器を置いてありました。

現在でも自販機での販売量が少ない商品や、メーカーから専用のダミーを入手できない場合は、本物の缶やボトルがダミーとなっている自販機もあります。

わざわざダミーを作らなくても、別に全部空き容器でいいのでは、と思う方もいるかもしれませんが、本物の容器だとコストが高い、色褪せるのが早い、夜間の照明で光が透過しない、などの理由で、ある程度数が多い場合はダミーを設置する場合がほとんどです。

 

真空成形を使った、商品を円柱ではなく前半分を再現したかまぼこ型の断面を持つハーフダミーとも言われる技術ができてから、商品そのものだけでなく、成形技術でもっといろいろなことを表現したダミーを見かけるようになりました。

 

日本の食品サンプルは外国の方から感心される独自のリアリティと、時に実物を上回るような演出表現(スパゲティがフォークで空中に持ち上げられてるような)が生み出されてきました。

自販機ダミーも単なる商品の代わりではなく、一つのオブジェやアート作品のような独自の進化を遂げているように思います。

ただ、限られた空間の中であまりやりすぎると、パッと見た瞬間、どんな商品が販売されているのかわかりにくくなる可能性もありますが。。