自動販売機の販売促進事例

日本の文化でもある自動販売機の販売促進事例を観察、記録するブログです。通常のダミーサンプル、POPによる販促施策や、キャッシュレス化やデジタルサイネージ化などの最近の動向にも注目しつつ、気づいたことをUPしていきたいと思います。

キリン バックシートとフロントシート(?)

f:id:d-machine:20190117213649j:plain

自販機の商品ダミーの後ろに、季節感や温度を表す壁紙のようなシートが差し込んであります。

これはバックシートといって、強い主張はしないものの商品のイメージをひきたてる名脇役となっており、各社四季折々のデザインが差し込まれています。

 

そんななか、最近気になったものがキリンのフロントシート?ともいうべき装飾POPです。

 

f:id:d-machine:20190117214200j:plain

 

f:id:d-machine:20190117214225j:plain

写真だとわかりにくいですが、商品ダミーの後ろではなく、手前の透明窓にぽわぽわとした温かさを表現したシートを直接貼り付けてあります。

表面がつや消しとなり向こう側が湯気にかすむようにぼんやりと曇って見えます。

ぼんやり湯気に見えるような効果を狙って、わざわざマットな印刷を施したのか、裏面が粘着のため、オモテに印刷したため偶然そうなったのかはわかりませんが、今までにない表現となっています。貼るときの気泡も目立たずいい感じです。

自販機の窓にPOPを貼る手法はありましたが、このように全面に貼るのを見たのは初めてです。

 

自販機という限られた空間の中で、また新たな表現が開発された、と感じました。

バックシートは各社に展開されていますが、このPOPも広がっていくのでしょうか。